今回のリサイタルも本当に沢山のお客さんにご来場頂き、本当に幸せなコンサートをする事が出来ました!
今回は学生という立場を終えての初めてのリサイタルで色々な意味で新たな気持ちで臨んだ。
ウィーンの留学の集大成という事で、実際ウィーン留学中に勉強してしっかりとレッスンを施されたのはベートーヴェンのソナタ1曲のみで、他の曲は全て「自力」でやった。
テクニックの研究から楽想まで、今までの経験や勉強の成果を活かし、自分で考え、自分の表現を追及した。
勿論先生のレッスンを受けた方があらゆる意味で良い事は分かっているけれど、演奏やその内容が未熟であったとしても自分自身で作り上げたモノが今の自分の全てであるし、そこでどこまで出来るか試してみたい、という気持ちもあった。
本番では、自分でも反省点が沢山あったけど、そういった意味においては頑張ってみて良かったと思っています。
勿論芸術分野であるこの世界は一生勉強。ウィーンの先生とはこれからもコンタクトを取り、先生の下、勉強を続けたいと思っている。
とにかく今回のリサイタルでは「等身大の自分」という事をいつも以上に意識したコンサートだったかもしれない。
これからもその「試行錯誤」が続くと思うけど、とにかく「自分らしい音」を追求していきたいと思う。

管理人Report


去る3月5日、松本市音楽文化ホールにて、 ウィーン留学修了記念猿田泰寛ピアノリサイタルが 行われました。
プロコフィエフのマーチから始まり、
スペインの作家アルベニスのエキゾチックな響きと躍動的なリズムが 心臓を揺り動かすような難曲「ナヴァーラ」、
ショパンのワルツの中でも有名な「華麗なる大円舞曲」、
哀愁に満ち精神的な世界を表現したワルツ第3番、
悲しみの序奏に始まり、劇的なクライマックスで終わる ワルツ第14番を繊細かつ情熱的に披露。
そして、前半の最後は、アルゼンチンの作曲家ヒナステラのソナタで、 ピアノをなでるような滑らかで細やかな音の世界、情熱的で激しい打鍵による爆発的な盛り上がりを見事に表現。
休憩までの前半だけでも、かなりの聴き応えがありました。
後半は、一転して古典的なベートーベンの晩年のソナタを、
そして、フィナーレは19世紀のピアノ曲で最難関曲の1つとされる、 ロシアの作曲家バラキレフの「イスラメイ」で飾り、会場の興奮の渦は最高潮に達しました。
弾き終わった猿田さんは一瞬全身の力が抜けて、 前に倒れこんでしまうほど。
猿田さんならではのエネルギッシュな演奏で、 私たちを魅了してくれました。
大きな拍手で迎えられたアンコールは、 ショパンの前奏曲から「雨だれ」。
そして、ヴァイオリニストの多ケ谷樹さんをゲストに迎えて、9月10日に行われる「トリオ・ディ・ムーザ」コンサートのさわりを披露。楽しいおしゃべりと演奏で締めくくられました。
リサイタル後、挨拶に出た猿田さん&多賀谷さんはファンの皆さんに取り巻かれ、30分ほどにわたっての、撮影&サイン会となりました。
ウィーンから帰国し、これからは日本で活躍が期待される猿田さん、これからが更に楽しみですね!

3月7日 管理人

猿田泰寛saruta yasuhiro オフィシャルWEB