猿田泰寛saruta yasuhiro オフィシャルWEB

今年もまた根岸弥生氏から光栄な話を頂いた。
彼女の伴奏をするのは非常にプレッシャーであり、大変な事であるが、彼女のその人間的な温かさや、優しさをもって、常に楽しく音楽をすることが出来た!
根岸氏の演奏は、去年12月以来約10ヶ月ぶりに聴いたけど、
さらにその素晴らしさを増していた!!
本来、本番直前は舞台袖には絶対いない自分も、今回は「少しだけ・・・」と思って聴いた彼女の演奏に魅入ってしまい、舞台袖でしばらく聴かなくてはならないハメになった。笑
疾風怒濤の「熱情」も素晴らしかったけど、なんといってもすごかったのはリストの「オーベルマンの谷」だ。
あの曲はリストの中でも深い精神的なものが反映される最も難しいものの一つで、音楽的に非常に難しい。とにかく「形」にならないのだ。
その難曲を彼女は非常に高い緊張感を持って、これ以上ないほど音楽的に表現し切ったのだ!!
とてつもない才能だ・・・・!!!

リサイタルは3部構成で、ピアノコンチェルトは第3部、つまり最後に弾いた訳だが、それまでの彼女の演奏が素晴らしく、その後、伴奏ながらその同じステージに出る自分の身にもなってほしい。。苦笑
まぁなんとか終わらせた訳だけど、30分しか弾いてないのにヘトヘトになってしまった。笑

コンサート後、根岸家にお世話になったのだが、彼女の才能・人間的魅力は一体どこから来るのかが、その時に分かったような気がする。
彼女のその魅力・才能は、間違いなくその優秀な遺伝子と、何よりも彼女のご両親から育まれているのではないだろうか!
お母様は、サバサバとしていながらも明るく楽しいピアノの先生。
お父様は、ナイスキャラで、これまた明るく温かく、なんとも言えない人間的魅力を持つ料理上手(翌日のランチはお父様がイタリアンのコースを作ってもてなしてくれた!)な元校長先生。
やはり音楽は「人間」であり、「精神」であり、多種多様な事がその音楽に見事に反映されるが、彼女はそういう意味では音楽にとって一番大切な「人間的ファクター」をあのような環境で育んだと思うとあの彼女の音楽は納得出来るように思う。

来年2月に根岸氏が主催しているチャリティーイベント「フリューゲル・チャリティーコンサート」を松本市でも開催したいと思っていますが、是非彼女の演奏にもっともっと多くの人に触れてもらいたいと願うばかりです!!